【レビュー&開封の儀】LA LA LANDサウンドトラックを聴いて改めて思うこと
Sanukiです。
今日は話題のララランドのサウンドトラックを購入し、聴いたのでその感想を書きたいと思います。
- LA LA LANDサウンドトラック
- 開封
- サウンドトラックを聴いての感想
- 1. Another Day Of Sun (La La Land Cast)
- 2. Someone In The Crowd(Emma Stone, Callie Hernandez, Sonoya Mizuno, Jessica Rothe)
- 3. Mia & Sebastian’s Theme (Justin Hurwitz)
- 4. A Lovely Night (Ryan Gosling, Emma Stone)
- 5. Herman’s Habit (Justin Hurwitz)
- 6. City of Stars (Ryan Gosling)
- 7. Planetarium (Justin Hurwitz)
- 8. Summer Montage / Madeline (Justin Hurwitz)
- 9. City of Stars (Ryan Gosling, Emma Stone)
- 10. Start A Fire (JohnLegend)
- 11. Engagement Party (Justin Hurwitz)
- 12. Audition (The Fools Who Dream) (Emma Stone)
- 13. Epilogue (Justin Hurwitz)14. The End (Justin Hurtwitz),15. City of Stars (Humming)(Justin Hurwitz featuring Emma Stone)
- まとめ
LA LA LANDサウンドトラック
以前こんな記事を書き、流行りものと言うことでのサイトの割には多くの皆さんに読んで頂いた記事なのですが、
今日はこちらの並行輸入版サウンドトラックを購入し、聴いてみましたので開封と聞いてみての感想を一度に書きたいと思います。
開封
届いた状態はこんな感じです!
シンプルかつ美しいジャケットに期待が高まります。
開いたらこんな感じ。
CDの方にも映画の中で主人公二人のターニングポイントとなっていたシーンが、プリンティングされておりララランドファンには胸熱ですね。
ハーバーで帽子をくるくる回しながら、City of Stars ソロ歌唱のシーン。
ライアン・ゴズリングかっけぇ
前の記事でも書きましたが、並行輸入版には日本語対訳は付かず、英詩の封入もありません。
海外のCDだと歌詞カード無しが普通なんですかね。
そのへん明るくないので知りませんが。
しかし、こんな風に素敵な写真とセットリスト/スタッフリストが付いているならそれだけでも、曲を聴きながらしばらく眺めていたくなりそうですね。
サウンドトラックを聴いての感想
私は映画はよく見に行きますが、サウンドトラックを購入するまでに至ったのは今作が初めてです。絶対的と思われたLALALANDへの評価も、最近では批判的な声も多々聞こえてきますが、僕の中では最高の映画であったことに変わりはありません。
1. Another Day Of Sun (La La Land Cast)
こちらは、映画が始まってすぐ、冒頭で流れる曲です。
美しいヒスパニック系の女性が、車内で軽やかにハミングを刻む姿から始まるのが印象的でした。曲の途中から、はじかれたように車の外に飛びだすと様々な肌の色のたくましい仲間がジョインしてキレキレのダンスを披露します。
中ごろに差し掛かると、トラックの中の打楽器舞台やダンサー/スケートボーダーなんかが入り乱れてダイナミックにこの映画の幕開けを飾ります。
この楽曲はLALALANDがミュージカル映画であることを印象付ける大事な役割を果たしており、席に着いたばかりで油断気味の観客を一挙に作品の世界観へと取り込む勢いを持っていました。
また、こちらの歌詞はよく聞くと、この後の映画の物語を暗示していますね。
映画を鑑賞した前後で、聴いた感想がまた全然変わってくるかもしれませんね。
サウンドトラックの中でも、曲の勢いは健在で聴き始めたとたんに、またあの映画の世界へ戻ったような気分にさせてくれます。最高。
2. Someone In The Crowd(Emma Stone, Callie Hernandez, Sonoya Mizuno, Jessica Rothe)
こちらは、エマがオーディションで酷い思いをした後シェアハウスに帰ると、仲間が勇気づけてくれる時の歌です。
パーティーに出席して、「Someone in the crowd(どっかにいるであろう自分を引き上げてくれる誰か)」と出会おうよ、と。
ここでは、引き上げてくれる誰かは「ソーシャルクライマ-(社会的な権力/高い地位を目指す人)」だろうと歌っています。それで、主人公は本当にそんなんでいいのかなんて少し悩んだりもしているわけですが。。。
映画を観た方なら分かるかと思いますが、ミア(エマ・ストーン)にとっての「Someone in the crowd」は。。。
映画鑑賞の後に歌詞を見返すと、こちらもまた違った味を出してくる曲となっています。
鑑賞中に聞いた時は、「たくましくも、おちゃめでかわいい女性4人をよく表す曲だなぁ」くらいにしか思っていませんでしたが。
泣きます。
3. Mia & Sebastian’s Theme (Justin Hurwitz)
こちらは、ミアがセバスチャン(ライアン・ゴズリング)に恋に落ちるときの一曲。
しっとりとした曲調の中にも、セバスチャンのジャズピアニストとして生きたいという希望や足掻き/力強さがしっかりと伝わってくる一曲。
もう何も言わないから、ただただ聴いて、あの時の映像を思い出して、浸って下さい。
全く、かっこよすぎるよライアン。
というか、こんなピアニストを首にするレストランってどうかしてるよマジで。
4. A Lovely Night (Ryan Gosling, Emma Stone)
ミアとセバスチャンの恥じらいや微妙な距離感を表わしていて、聴いているとむずむずしてくる一曲。
映画では、Sing in the rainのオマージュや、二人の素晴らしいダンス、後ろに広がる夜景に気を取られてあまり気になりませんしたが、
もう好きじゃん!これ、もう絶対お互い好きじゃん!
二人のイチャイチャぶりとか初々しさが恥ずしいほど伝わってくる最高の楽曲。
リア充爆発しろ。
5. Herman’s Habit (Justin Hurwitz)
ミアをデートに誘いだすことに成功したセバスチャンが、「ジャズがあまり好きでない」というミアにぶち切れてジャズバ-に誘い出して、ジャズをその起源から洗い出して説明している時の曲。
「ジャズは、言葉が通じないもの同士が話をするために作った音楽なんだよ、ぶつかり合いなんだよ!!」
と熱く語るセバスチャン。
確かに、これ聞いたらその魂的なもの感じずにはいられないわ。
生で聴かないと意味ないのがジャズやねん、とものたまわれていたので今度ジャズバーにでも行ってこようかと思います。
これも最高。
6. City of Stars (Ryan Gosling)
成功したくてもできずにあがく全ての夢追い人の思いを、背中に背負ったかの如く物憂げな表情で港の桟橋を練り歩くセバスチャン。
見ている側としても、この先二人がどうなるか予想できない場面での挿入なので余計にセバスチャンの思いに共感してしまいます。
にしても、イケメンすぎるだろと。
7. Planetarium (Justin Hurwitz)
今にも、宙に浮いてしまいそうなほどに幸せな二人を表しているのかな。
聴いていて穏やかな気分になれる、優しい曲です。
8. Summer Montage / Madeline (Justin Hurwitz)
きました、イケメンピアノマン炸裂な一曲。
前記したジャズバーで、セバスチャンはバンド演奏。
ミアはそれに合わせてダンス。
幸せ絶頂な二人をよくあらわすように、曲調もとても開放的です。
お出かけの際にはぜひ。
9. City of Stars (Ryan Gosling, Emma Stone)
二人が少しさびしげに、歌い出すデュエット。
この街で暮らすこと、頑張り続けることはどういう意味があるのか。
様々な思いを抱えながら、セバスチャンが歌いだし、途中からミアが加わってきます。
たぶん、この段階ではセバスチャンは自分の夢とミアとの生活や現実の狭間で悩み深くなっています。そこでもミアは、二人でいればどんなことでも乗り越えられるよ、といった雰囲気なのですが。。。
お互いを思いやる気持ちというのは難しいものですね。
10. Start A Fire (JohnLegend)
俺はこいつ好きなんだよーーーーーーーー!!!!!!
セバスチャンが気難しくて、自分のことを何となく嫌ってるのを分かっているのにもかかわらず、飲み屋で声をかけて、しかもバンドに誘ってやるいいやつです。
でも、この楽曲は本映画の中で唯一くそ下品で救えない一曲。
無論、それは設計通りなわけですが。
11. Engagement Party (Justin Hurwitz)
お姉ちゃんの結婚式のためにピアノを弾いてくれるなんて、本当にいい弟やで。
セバスチャンが日常と生活に戻ってきたことを表すシーンにぴったりの穏やな感じにアレンジされています。
12. Audition (The Fools Who Dream) (Emma Stone)
一度心折れてしまったミアがセバスチャンの助けを借りて、戦いの場に舞い戻り披露した一曲。戦いの場と言っても、これまでのようにミアを笑うものはおらず、もう失うもののないミアも自由に自分を表現します。
その自由さと、「これでだめなら。。。」と今にも壊れてしまいそうな繊細さを兼ね備えた歌声が容赦なく心を揺さぶってきます。
映画でも、このシーンで泣いた人多いんじゃないですか?
13. Epilogue (Justin Hurwitz)
14. The End (Justin Hurtwitz),
15. City of Stars (Humming)
(Justin Hurwitz featuring Emma Stone)
最後の三曲は、歌なしですが重要な局面で使われたサウンド。
二人があの時こうだったら、と思わずにはいられなくさせられます。
映画でも最後にそんな回想シーンあったでしょ?
それです。
本当に聴いていて、思い出し、胸が詰まりそうになります。
まとめ
このサウンドトラックを聴けば、LALALANDがいかに良質な音楽で構築され/支えられていたか再認識させられます。
だって、これ一枚聞いたら映画のシーン全部が頭の中で再生されちゃうんだもん。
映画を観た後の方にはもちろん、観る前の人にも本当にお勧めの一枚です。
ぜひ、お買い求めください。
Sanukiでした!