紙がいいのよ/ 今週のお題「芸術の秋」
今週のお題「芸術の秋」
最近、海外の人が書いた本を翻訳して、
売りに出す仕事をちょいちょいやらせてもらっている。
芸術の秋をみなさんに提供するために、海外のわけのわからん文章を必死で
日本語に落とし込んでいるわけだが、これがなかなかおもしろくて、奥深くて、
泥臭くて、楽しい。
書き手は、どう書きたかったのだろう。
何を伝えたかったのだろう。
それを想像しながら、人の紡いだ言葉を再構築するのは
とても体力がいるのである。実は。
勤め人故に、帰ってきてからの数時間その仕事に没頭するわけだが、
寝る頃には目がしぱしぱし、ドライアイのブルーライトでカピカピ状態。
文明の利器を呪いながら眠りにつく毎日。
こんなこと、ガジェット大好き人が揃う「はてな」で言おうものなら、
ぶったたかれて、床を突き破ってどん底まで落とされそうな気もするが、
あえて言う。
私は今でも、紙派です
Kindle持ってるけど、電子新聞購読してるけど。
紙派です。
そういえば、私が最初に好きになった女の子は、
図書館で本を読んでいたのだ。そもそも。
おもいでぽろぽろのセイジくんばりに、その子の借りた後の本を
(せいじくんは先回りしていたが)読みあさるのが好きだった。
今はピクセルの文字を目で追いながら、
指で画面をすいすいしているであろうあの子。(知らんけど)
その画面、便座より汚いらしいよ。
って言って、紙派に引き戻してやりたいです。全く。